玉屋と鍵屋

日本全国各地の夜空を打ち上げ花火が鮮やかに彩る季節がやってまいりました！！！

８月４日（土）は佐倉市を含め県内だけでも十数件花火大会が開催されるようです。

夏の風物詩『花火』

花火といえば『たまや～』『かぎや～』という掛け声が有名ですね。

私も子供のころに言っていた覚えがあります。

この『たまや』と『かぎや』は江戸時代に活躍した二大多花火師『玉屋』と『鍵屋』に由来しています。

玉屋は鍵屋から暖簾分けしましたが大火事を起こしてしまい、一代限りで廃業。

鍵屋は今も続く伝統の老舗。現在も活躍されているそうです。

ですが昔も今も花火の掛け声といえば『たまや』の方が多いような・・・

何故なのか調べてみました↓

①    花火の技術が勝っていて圧倒的に支持されていたこと

②    語呂が良いので掛け声をかけやすかったこと

③    江戸っ子気質？

また、このような狂歌もあるようです。

『橋の上　玉屋玉屋の声ばかり　なぜに鍵屋と　いわぬ情なし』

これは、実力があったのにたった一代で花火のように消えてしまった『玉屋』への愛情を示したもの。情に錠をかけているようです。

玉屋の花火はとても素晴らしいものだったようなので多くの方からの支持もあり、花火の掛け声は『たまや～』が多かったのでしょう。

今年の花火は『玉屋』と『鍵屋』のことを想像しながら観るのも良いかもしれませんね。

まだまだ暑い日が続きますので、皆様くれぐれもお身体ご自愛ください。